エタリンデートメーカー



悪魔と天使編

その日、青年…悪魔は有頂天だった。
何故?理由は青空だったから。何故?それは天気が良かったから。
何故?理由は幸せだったから。何故?それは機嫌が鰻上りだったから。
何故?何故何故??
理由は挙げても挙げてもきりが無い。
だけども原因は一つ。
唯一にして絶対。
そう、原因はある少女…とは言えないけれども此処はあえて少女と挙げておく。
その日の朝。悪魔は天使に誘われたのだ。
何に?
答えは…お出かけ。
苑誘いにより、悪魔は途轍もなく機嫌をよくし、それは今までの不機嫌さは何処に行ったと残る二名が首を傾げるほどだった、有頂天になり自慢しまくり、跳ね回り、少女の保護者の手によって潰されるまで彼は家、もはや城だけれども、の中を飛び回ったのだった。
時刻は十時、住処は同じだというのに何故か待ち合わせの場所まで決めていた、彼は少女を今か今かと待ち続けること数十分。ついに、少女はやって来た。
「すいません、悪魔さん、お待たせしました」
「いやいや!俺は全然まってないぜ!うひょーしかし天使ちゃんってば今日もかわいいね!流石俺の彼女!」
「え?私達って恋人でしたっけ?」
痛恨の一撃、悪魔は死に掛けた
「うう、ぐす…酷い…」
「そんなことよりも、行きましょう!」
天使は悪魔を引っ張り商店街へと向かって行く。

それから二時間五十分、時刻は十三時頃、二人は公園にやってきていた。
おなかがすいたからだ。
だから二人はおにぎりを買い、公園にやってきていたのだ。
「おいしいねぇ、天使ちゃん!」
「はい、そうですね」
ほのぼのとした空気があたりを満ちる
「あの、悪魔さん」
呼ばれた悪魔は行儀悪くおにぎりを口にいれたまま返事する。
それに天使は少しだけ顔を歪ませるが直ぐに笑顔に変わり悪魔に顔を寄せる
「てててててて、天使ちゃん?!俺としては嬉しいけど此処は外よん!?はっ、もしかしてそういうプレイ!?」
「あのですね、悪魔さん、私の目を見てくれませんか…?」
「みみみみみ、見てますよ!???」
焦りながらも彼は天使の目を見つめ……そして…
「では、次は私の願いを聞いてください」
笑みを深めた天使から目を離せず、彼は…頷いた

十七時頃
「う…?」
悪魔は空き地で目覚めた。
「あ、悪魔さん、起きたんですか?」
顔を覗き込まれ、悪魔は大いに驚いた」
「あれ、天使ちゃん?此処は?あれ?俺達おにぎりくってたよな?」
「あぁ、悪魔さん、興奮しないでください、また倒れますよ」
「え、でもだって、あれあれあれあれ?」
その後、悪魔の混乱と興奮は三時間ほど続いた。

二十時
「悪魔さん、私疲れました」
直球だった
「え、そうなの!?大変!だったらそこら辺のホテルでも借りよう!」
こっちは下心満載だった。
「いいえ、酒盛りしましょう」
「そうだね!って、えぇ!?ちょっと天使ちゃん?疲れたんじゃないの!?」
「えぇ、ですから酒盛りしましょう!」
「矛盾してるぅぅぅぅ!!!」
そして悪魔はそのまま押し切られ、朝まで天使と酒盛りすることとなる。

追記。
朝帰りした悪魔は二日酔いを抱えたまま天使の保護者によってぼろくずにされたのは、また、別の話。



司祭と天使編

悪魔と天使が出かけてから数日後、司祭は天使と出かけていた
時刻は十一時ごろ、二人はそれぞれ用事が合ったため公園で待ち合わせを決めていた。
「司祭様、お待たせしてすいませんでした」
「いや、私も着たところだ」
本当は用事が早く済んだ御蔭で一時間も早くに此処で待っていたのだが、流石はジェントルマンの司祭、女性に気を使っていた。
「そうですか、では、行きましょう!」

十三時ごろ、二人は天使が見つけた隠れ家みたいな店にやってきていた
中略

十七時頃、映画館にて二人は前衛的な純愛映画を見る

前略
「ジュリエット、俺はお前を愛している!」
剣を愛するべき“男”へと振り下ろしながら“男”は愛を囁く
「レイニーニ!私もよ!だから私の気持ち、受け取って!」
もっていた二丁の銃を恋人であり、愛人であり、犬である男へと向け、容赦なく引き金をひく
がきんがきん、、どぅんどぅん、わーっはっはっはっは、しねぇ!、がぅんがぅん、ざしゅぐちゅ、どさ
後略

二十一時ごろ、映画を見終わった二人は映画館の出口へと向かう。
「変な映画であったな」
「そうですか?楽しかったと私は思います」
奇怪な目を向けられながら司祭は無表情に呟き。
天使ちゃんは笑顔で答えるた。
「私は明日予定は無い」
「そうですか」
直球な司祭、だけど天使はつれない。
「お前は釣った魚に餌をやらないタイプなのか」
「何の話だか分かりません、あ、私明日は用事あるんです、リオンさんと」
「何!?あんな包帯グルグル巻きサドチビ女顔男の何処がいいんだ!」
「自分の男なのに酷いですね。そうですね、サドで実は受けでへタレで仕事人な貴方には劣りますね」
「よく分からないが私の事を馬鹿にしてるだろう」
「そんなことありませんよ」
(無自覚と自覚な)罵りは家に辿り着くまで続く。



リオンと天使編

特に語ることは無い。
強いて言うなれば下ネタで盛り上がりすぎ
伏字が多すぎ
お前ら駄目すぎ。
他の二人と変わらないのは一部の記憶がとんでる事
唯一の違いは…

天使はとても感激していた
何せ知り合いであるもう二人の内一人は下ネタを語りだす天使に顔を引き攣らせ、絶対にもう言わないでね!って行ってくるから。もう一名は堅物ゆえか、少し常識が足りない為か、絶対に理解できず首をかしげるだけであったから。
だから天使は下ネタを語り合える人との出会いにとても感激していた
それこそ去り際に思わずリオンのまぶたにキスをしてしまうぐらいに。
それを目撃してしまった司祭によってリオンは今狙われている。
が、天使はそんなことお構い無しに、帰り道を歩んでいった。


闘神と天使編

天使は呼び出されていた。
誰に?それは名高い…闘神に、だ。
言われたとうりに進み、ふと、気づいた、人がいなくなっている事と、地面が下がっている事に。
そうして辿り着いたのは…闘神の隠れ家である秘密基地だった。
十三時、二人は中華料理屋で怪しげな会話を交わす。
「お前のやってる事はわかっている。我が孫達にしている事もだ」
「…とめますか?」
「いや、乗ってやろう」
等という謎の会話。

十三時、二人は映画を見る

前略
そして…………世界は滅び、平行世界をも巻き込み、全ては、無へと帰った
END

十九時。熱かったのか胸のボタンを開きつつ闘神は呟く
「面白かったな」
「そうですね」
無言の時間がすぎていく
「あの、闘神さん」
「なんだ」
「ありがとうございます」
手を差し出す。
それを見つめ、闘神は目を閉じ、手を握り返した
そうして、二人は分かれる。



以降、blっぽくいきまーす!!!!

悪魔×リオン編(ぇ

悪魔はそわそわしていた
何故か朝からそうだった、ふわふわしたような感じでどきどきするかんじ
時間を見る、十三時だった。待ち合わせの時間だ。
どきどきと胸が更に高鳴る
「やー待たせたね」
「いや、そんなに待ってないぜ」
しれっと嘘をつく。
何故だか彼はとてもどきどきしていた。天使にではない。
いけ好かない司祭の…弟に、だ。
「じゃあ行きますかね」
「あ、あぁ」

食事をしよう、リオンに言われて二人は居酒屋へとやってくる。
ふと見やった時計は十五時をさしていた。
食べる事三時間、十八時となった頃、何故か居酒屋で二人+αはモノポリーをはじめ、熱中する。
二十一時頃、異様に熱を持ち始めた悪魔は胸のボタンを開き始め、物欲しそうにリオンを見やる。
が、がまんする。もしも、もしも本能的に動いたら、確実に道を踏み外す事になると、悟っていた彼は、必死に、必死に、押さえ付け、我慢していた。
生殺しな時間は過ぎていく。
最後に分かれるとき安堵しながらも悲しさや寂しさを背負い、かれは分かれを言う。
それに俯いたままのリオンは顔を上げ、悪魔を引き寄せ、背伸びをし、おでこにキスをする。
そのまま顔を真っ赤にさせたリオンは、逃げ帰り。
残された悪魔は顔を緩ませ微笑み続ける。



闘神と司祭編

同日、爺と孫は秘密基地で待ち合わせしていた。
二人はしょーもない会話に花を咲かせ、ハラがへればマックで食事し、ダーツで盛り下がる(何せ的にはムカツク人の顔写真を貼ると決め、爺は其処に黒竜の絵とか黒ずくめやら(本物)をはり、司祭はにっくき人たち(黒ずくめ(生)含め)を張り付けていて二人とも集中していたから)。
そして二十五時(ていうかもう翌日の一時じゃん)頃、暴れすぎたのか司祭はベッドに入ってすやすや眠りたいと考え始める。その意を汲み取った爺は姫様抱っこで孫をだきあげ(抵抗したが眠くなっている為敵わず(そもそもあいては闘神だから眠くなくても無理だが))ベッドへと落とす、そのまま圧し掛かり…
本能的に何かを察知した孫は相手が尊敬する爺であっても容赦せず(寧ろ火事場の馬鹿力で)殴り、逃げさる。
そして…二人はお互い別々の道を歩んで行った。



悪魔と司祭編

翌日十時、司祭は待っていた。
バイト先で、何故か落ち着かずに、人を待っていた。
「よー司祭様―まったか?」
「ふ、ふん、私を待たせるなどと貴様、覚悟しろ」
とんだツンデレだった。
とことん制裁を加えた後、菓子パンを買わせ、二人は公園で食事をとる。
そして何故か遊園地へと向かい、観覧車でお互いがお互いをきにしてがっちごっちになるが悪魔に機転により大興奮へ。
そして何時間もたち、二人が仲良くクレープを食べてる時、司祭は言った
「私は明日用事はない」
何とも直球な人であった
「へーそれって襲っていいってことん?」
「ば、馬鹿者!誰もそんなことは言ってない!」
「でも司祭さ・ま、ってば顔まっかだぞー」
悔しそうに顔をゆがませる司祭
それに悪魔はどきん、と胸を高鳴らせ…
司祭へと手を伸ばし、顔を近づかせ
あと少しで触れそうなときに…
頭の中で何かがはじけたような感じがし、正気にもどる。
それは司祭も同じだったようで、目を信じられないというフウに眼を見開き。
そして…
何時ものように悪魔は司祭によってぼこられ、放置される事となる。



闘神とリオン

呼び出されたリオンはいらいらしていた。
何せ相手があいてだ
何を好き好んで闘神と出かけねばならないと彼は思っていた。
川原で待ち合わせし、彼らは牛丼屋へとむかう。その次に映画を見た

前略
「私はね、死んだの、此処で」
「どうして…」
「だって、此処は思い出の場所だから、私を捨てた人と初めて出会い、楽しい記憶が残っていた場所だったから」
「だったら!」
「でもね、首をつっても、手首をきろうとも、睡眠薬を飲もうともしたのに、失敗したのよ!首吊りは木が折れて、他は警察に見つかって!諦めて帰ろうとしたらこけて頭打ってしんだのよ!信じられる!?」
後略

映画終了後、二人は号泣していた。
それに周りの人は驚いたような、どうしてあれで泣けるの!?という怪訝そうな驚愕な顔を浮かばせながら見つめていた。
十七時頃二人は一つ星レストランで食事をし、そこで勝負を持ちかけられ、そしてリオンは見事にかった…ジャンケンで。
そして、二人は分かれる。



闘神と悪魔編

翌日、闘神と悪魔は待ち合わせをし、食事をし、そして……
何故か親御さんに会う話となった。
魔法が解けた悪魔にとってそれはとても驚いた話だったが、途中から何故か陶酔したようになる。
が、親御などに会えるはずもなく、何せ既に墓の下だ、二人はしぶしぶ借りた(盗ったともいう)高級車で帰る、が、闘神のスピード狂の勢でブレーキがきかなくなり、しまいには無くなり、超スピードで走る事となる。
その日、悪魔は誓ったそうだ、絶対に闘神の車には乗らないと。

そして別れの時…背を向いて帰ると約束したのに闘神は、約束をした本人なのに、振り返り、さようならをする。
だけど悪魔はつれなく、それを無視し、去ってゆく。



ラスト
兄弟編

この三日間、司祭からデート、本人は気づいてないが、の話を聞き、リオンは何故かいらいらしていた。
まるで嫉妬している人だな、と、自嘲するように想い、気づいたのが昨日。
そして思い立ったが吉というようにさっそうと誘いだし、今日デートするとなった彼は舞い上がっていた。
普通に駅広場で待ち合わせし、色々してからパンで食事、何故か貝塚で盛り上がり、そして薬をドリンクに混ぜたりと色々過ごしていた。
司祭が困惑したふうにしているのに気が付いたのが二十三時頃、彼は策が上手く言っているのに笑い、策へと溺れ始める。
そして、川沿いのホテルで休む事を提案し(誘導とも言う)
リオンは司祭を……………………



後日談
とある城のとある一室
怪しげな雰囲気を出している少女は目を輝かせ猛スピードで手を動かす
「うふふふふ、萌え、萌えよ!もしかして作戦失敗だったのかと思ってたけど最後はよかったは!うふふふふ、よかった、闘神の所に行かなくて!だって失敗するのは目にみえてたし、でもまさか、まさか!司祭様が受けだったなんて!リバだっていうことね!うふふふふ」
以下エンドレス。










おまけ

紅蓮と刻翼

朝十一時、二人は待ち合わせしていた。
仲の良い友達として、同類として。
遅刻した刻翼にむかってねちねち嫌味を言い、おでんやで食事をしてさり気無く奢らせ。
何故か途轍もなくリアルな描写なアニメ映画を見(アンパンまんだった。笑顔で顔を外し(その際血があふれ出る)泣いてる子供に渡し(それを何故か笑顔で喜ぶ)元気いっぱいになるにはおじいちゃんが(血を流している)頭を投げたりというホラーとしかいいようがない映画(映画館の人は全員引いていた、というか号泣したり逃げ出したりしていた(紅蓮と刻翼は後者だった)))紅蓮は妄想しはじめる。それを怪訝そうに見つめる刻翼に紅蓮は自分の考えていることを喋る。
そして紅蓮がsだと判断した刻翼は笑顔で分かれを言い、逃げた。(捕まったけど)
その後、刻翼がどうなったのかは誰にも分からない
「逃がさないよ、閉回路(インスタントカルマ)」
「逃がしてくれてもいいだろ!幻想隔離(ワンダーウォール)」



もう一人の紅蓮、紅蓮スイカと刻翼編

げっそりとした刻翼が本屋で恐怖のどん底へと落とした紅蓮…ではなく、もう一人(人格?)である紅蓮スイカと待ち合わせしていた。
十一時ピッタリとやってきた紅蓮スイカ(以降スイカ)はやってきて早々頭をさげ、謝る。
宥めすかしたあと食事を誘い、二人はビアガーデンに行く
そしてスリル満点の子供向けアニメ映画を観る(ヒロインとヒーローの冒険話、裏切ったり格闘したりスパイしたりとスリル満点!(殆ど米国映画じゃねぇか!BY:誰か))。
色々と店を見回り、晩御飯を食う為適当なレストランにはいる。そこで刻翼はテーブルを何故かピアノに見立ててオリジナルラブソングを引き始める(空想))
そして二人はリッチなホテルにお泊りし、朝まで同類として語り続ける。
「朝まで語り合おうね!閉回路(インスタントカルマ)」
「眠いんだけど、振動奇禍(デッドトリック)」



あとがき
何時ぞやに紅蓮さんに渡したエタリンデート小話を纏めてアップ。
今読み返すと中々にカオスになっております。
最後の閉回路(インスタントカルマ)は二つ名メーカーで出した刻翼の二つ名で、
幻想隔離(ワンダーウォール)と振動奇禍(デッドトリック)はたしか紅蓮さんの二つ名でした。
小話を個別でメーカー結果も見たかった場合、紅蓮さんのホームページギャラリーで見たらよいと思われます。
ではノ


back

back ground by:Neo Himeism