エタリン第二部終了の打ち上げ
別名、悪魔の悪魔による悪魔の為の悪魔な宴会
別名その二、司祭の司祭による司祭の為の怒り話
別名その三、リオンのリオンによるリオンの為の酔っ払い道
別名その四、天使の天使による天使の為の萌え
別名そ「いいからとっとと始めろや!」(By:悪魔)
その日、天空界の司祭、イグザール・ロストリアは天使、ジュリ、序に悪魔とリオンとの約束の為にとっとと教会の仕事を終え、魔界に降りて行った
面倒だと思いながらも愛しの娘、基、ジュリの為に態々悪魔の城へと向かった
そしてたどり着いた瞬間、彼は目の前の光景に固まった
途轍もなく目立つ巨大な看板、書かれている「祝!エタリン第二部完!」はまだ良い、だが、その下に付けたしたみたいに書かれている「の宴会」はいただけない
それが彼が最初のツッコミ、他にも色々あるだろと周りが聞いたら確実に思う思考である
次に彼が思ったのは
ジュリ、壁側で顔を赤らめて何を見ているんだ、まさか悪魔なのか?!くっ認めん!二人の交際は認めんぞ!
もし悪魔が聞いたら「へへ〜んだ、天使ちゃんはもう俺のだぜ!」と威張ること請け合いな思考
そしてやはり何処かずれている
因みに天使ちゃんが聞いたら「違います!私は悪魔さんとリオンさんの酔っ払い萌え姿にときめいてるんです!あぁ、もう、悪魔さんリオンさんを襲っちゃってください!あ、司祭様も早く交ざりに言ってください!そしてヤッテください!もしくはヤラれて下さい!」という返事が来る、確実に
次に…いや、もう止そう、これ以上彼のある意味捻じ曲がっている思考を語るときりが無い
夜が明く
確実に
という訳でどうでも良い部分は省いて重点を言うと
あれだ、要するに、「何なんだ、こいつらは!」これに限る
其処は、空の酒、ワイン、ビールの缶、もしくはボルトが大量に転がり
未開封の酒などが彼方此方においてあり
酔っ払い悪魔が大声で笑いながら酒をラッパのみし
ふらふらしているトラが真っ赤になりながらも小さなコップのワインを飲み
酔っ払ってるのか焦点が合わないリオンが悪魔によりかかり
天使が壁際でそれらを頬を赤くしながら見つめ(片手に酒ビンあり)
それを真っ青になりながらも見つめるウサ(足元に何故かビン)
要するに、阿鼻叫喚な図が広がっていた
ぽかーん、と口を空けたままそれを見つめる司祭
それに気づいた悪魔が踏み寄る
「よぉ〜おそかったなぁ〜しさいさまよぉ〜」
そのまま固まっている司祭に…抱きついた
きゃぁぁぁぁ!!!いい、いいわ!
背後で黄色い悲鳴が上がるが、気にしない
萌え、萌えよ!悪魔さん×司祭様!いいわ!
パシャパシャと写真を撮る音がするが、気にしない
うふふふ、いいネタゲットね!これで同人誌が…
気にしないったら気にしない!
「な、き、貴様!私から離れろ!酒臭いぞ!」
「まぁまぁ、細かいこたぁ、きにすんな!お前ものめや!」
「誰がのむかぁ!ええい、離れろ、この酔っ払いめ!」
怒りに身を任せ、悪魔をひっぺかす司祭
「ちぇっ、ノリわりぃなぁ、司祭ちゃんよぉ」
言いながらフラフラと元の位置に戻る悪魔
因みに司祭にノリを求めるのは無意味である
「まったく、何たる惨場だ」
ぶつぶつ呟きながら阿鼻叫喚な部屋に踏み込み、酒を片付けようと屈む
「おっにぃちゃん〜♪」
其処を狙ったのか、偶然なのか、リオンがそう言いながら倒れこむ
司祭の上に
きゃ〜!!!もしかしてのリオン×司祭!?萌えよ!
だから気にしない!
「な、貴様!離れろ!」
「一緒にたのしもぉよ」
にぃと笑うリオンはそのまま…頬擦りし始めた
「な、おま」
驚きに固まる司祭
どうやらリオンは酔っ払うと性格が変わるようだ
「はっ、まさか酔っ払ってるのか!?」
今更ですよ、司祭様
と、思わずツッコミが…
まぁ、それは置いといて
「なぁにぃってんろ、だぁれがよってるぅってぇ?おにぃちゃんよぉ」
貴方です
「えぇい、私から離れろ、この酔っ払いが!」
すばやく立ち上がる(どうやって)
その拍子にリオンは転がり落ちる
「てぇぇ…」
くるくる眼を回しながら立ち上がる、が
まっすぐに立てずフラフラフラフラ揺れる頭
それを見て司祭はため息を付き、原因と思われる悪魔の元へ歩く
「悪魔、貴様!」
何処からとも無くハリセンを取り出し、叩く準備をすると
「ぇぃ〜」
酔っ払いリオンに左手を掴まれる
「つかまぇたぁ〜あしょぼぉ〜」
「えぇい、放せ!私はあの馬鹿悪魔に用があるんだ!」
「むぅ…おにぃちゃんはぁ…オレをおいてぇ、ほかのひと、かまぅにょか!」
きゃーもしかしなくても告白!?いけいけ、リオンさん!そのまま押し倒して!
「何を言ってるんだ、酔っ払いめ、絡むな!」
「おぅ〜お前ら何してんだ〜まぜろ〜」
何時の間にか接近していた悪魔が二人に抱きつき
フラフラしているリオンは当然として、司祭も二人分の体重を支えきれず…
倒れた
そして司祭は頭を打ち、そのまま気絶した
真夜中
司祭が眼を覚ますと…
彼の上にのっかかって眠っているリオン
樽酒を飲んでいる悪魔(ありえない)
顔を紅潮させて鼻血をたらしながら写真を取る天使
倒れているトラ
ぶつぶつと何かを呟いているウサ
さらに悪化した地獄絵図を見た司祭は思いっきり全員を気絶させた後客間に向かいそのまま現実逃避という名の睡眠をとったとさ
あとがき
何時ぞやに紅蓮さんに渡したry。
今読み返すと中々にry
実は小説がオプションで絵がメインだったという。
今にして思えば謎過ぎる選択。私は小説書きの方がメインの筈なのに(笑)
もしも読みやすさを追求するならば紅蓮さんのry
それでは
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